おはようございます。。
読んでやさしくなれるコメントを書いてくださり、どうもありがとうございました。
二日目、よろしくお願いします。
「沼津経営塾まとめ ‘21年 1月」 於:広小路シンコウパーク会議室
< 杉井先生 >
― 自分たちの人生に感動を創り出すことが大事。
今、コロナ禍の時代に、僕は、コロナが怖いのではなく、経済が壊れるのが怖い。
僕は、若い時に、こう考えました。
経営をビル(建物)にたとえてみれば、数年後、数十年後には、風向きは変わる。(いい時代は続かない。)
だから、ビル(会社)を存続させるためには、“支え”は、一方向からの風に対する支えだけでは危ない。こっちからの風に対しては、その“支え”で、そちらからの風に対しては、あの“支え”で、・・・というように、いくつもの支柱で支えておく必要があるんじゃないのか。やがて変わる風向きに対して、備えてないことは、危ないのではないか。
〇リーダーのやること -会社を潰さないこと。
(何があっても、潰さない。)と考えて、備えているか?
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『金の卵とガチョウの話』
みんな(巷の経営者)は、自分の会社で取り扱っている商品を通して世の中を見て、(どうしたら儲かるか?)と考えている。=金の卵だけを追いかけている。
みんなは、手品(自分の商売)のほうを見ていて、タネ(=ガチョウ)のほうを見ていない。
そのように、自分が売りたい物だけを見ていると、視野がせまくなる。
僕は、みんなが欲しいもの、それは、つまり「幸せ」や「もっと稼げるようになりたいという願望」を見ています。
「ガチョウ」とは?
・信用
・いい仲間
・いいネットワークを持っているか
人から、(杉井さんからだったら買おう。)と思われるそれ。
僕は、人からそう思われるために、次のことにかけた。
< 困っている人に対して、良くする > ことを続けることによって、いいことが自分に返って来る。
その仮説を立てて、検証してみせました。具体的には・・・
・少しでもいいことがあったら、みんなで分ける
・たとえ返信が来ない相手にも、年賀状を送る
・それ自体の利益が出なくても、情報誌“こおろぎ”を送る
・年末の募金活動
Etc.
みんなは、目先のお金のほうを大事にして、経費を抑えることばかり考えている。
若い時から、僕は考えました。
「世の中の人が求めているものは何なのか?」・・・
それは、幸せ。そして、
< 人々が欲しているもの=幸せ > を人々へもたらす事を考えたのは、キリストであり、仏陀だった。
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「大晦日の街頭募金について」
募金にかかわる人で、(募金箱にお金を入れてくれる人)、(募金を受け取る人)、(街角に立った人=経営塾メンバー)その三者の中で、最終的に一番得をするのは誰でしょう?
(損を引き受けた人、見返りを求めていない人)=街角に立った人が得をする。
僕は、募金の最後に、自分の子どもに一万円札を渡して、子どもに募金箱に入れさせる。
(こういうところでケチるような人間にはなるな)という、僕から子どもへの教えでもある。
(メンバーに対して)
一年間、無事に過ごせたんだったら、助けを必要としている人のために、そのくらいのことをしなくっちゃ・・・。
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〇(会社の経営が悪くなる)ということは、(国が悪くなる)こと。
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「返報性について」
・損を嫌う人は、人の世話をしないから、その人の周りには人が集まらない。そして、経済も回らない。
・自分が損のほうを引いておくと、周りの人は、(そういうあなたには、少しお返しするよ。)
みんな(巷の経営者)は、退職していく社員に対して、「お世話になったね。」と言わない。退職していく社員に、研修を受けさせない。
僕は、退職していく社員に対して、「お世話になったね。」と言う。彼、彼女に研修を受けさせる。彼、彼女から感謝されて、別れる。
時が経過して、退職した元社員は、旅館(元の職場)へ、お客(人)を紹介してくれる。
◎自分が人の幸せを祈っていないのに、誰が私の幸せを祈ってくれる?
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「人材について」
ただ、多くの人と出会えばいいのではなく、優しい人たちと出会うことが、たいせつ。
・真に優しい人とは?
こちらが その人に対して何もしていないのに優しくして来る人は、あぶない。真に優しい人とは、
・僕たちの発信した優しさに反応してくれる人
・困った時に駆けつけてくれる人
そのような人が いい人材であり、いい人材が次から次へと入って来るか?が大事。エースはいらない。
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「小野さんより質問」
― 知人が商工会議所に勤めています。その方から、会報への会社広告の掲載を勧められ、会社の広告を載せることにしましたが、どのような内容が良いでしょうか?
< 杉井先生 >
― 今のこの状況のことも考慮して、その広告を読んだ人が明るい気持ち・やさしい気持ちになれるような内容が良いのでは?
会社の直接利益に結びつくような商品や営業に関する内容よりも。
たとえば、“ 今、医療従事者の方を応援します ”・・・
< 小野さん >
― 僕も、その方向がいいと思っていました。どうもありがとうございます。
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深い内容のお話をしてくださり、
杉井先生。
どうもありがとうございました。