おはようございます。。
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私を ゆるして下さり、どうもありがとうございます。
二日目、よろしくお願いします。
「K号 増発便」
私が勤務しているFタクシーの仕事の中に、K号 というものがあります。
沼津経営塾のホープ“うみのワークス”の活動拠点は、三島市徳倉地区ですね。
この地区には、半世紀ほど前に 山の斜面を切り崩して造成された住宅地が幾つもあります。
市民の交通手段として、かつては路線バスが走っていたが、現在は廃止した路線も いくつかあるようです。
それを補うために、11人乗りのバンが、三島市芙蓉台の下にある「北上文化プラザ」と三島駅南口とを結ぶコースを往復運行しています。それがK号です。
便数は、午前8時から午後5時まで、1時間に約1便です。
そして、このK号は、どこから乗ってどこで降りても、その利用料金は、大人:200円、
小人:100円ですので、価格的にも とても利用しやすいです。
ただ、曜日と時間帯によって、利用されるお客様が多く、停留所でK号に乗り切れないお客様が発生する時があります。
その場合、K号の運転手が、当社の操車室まで無線で応援要請をし、操車係りが、その時点で近くにいる空車の小型タクシーへ配車指示を出します。K号に乗り切れないお客様が4名以下の場合には1台のタクシーが、乗り切れないお客様が5名以上の場合には複数台のタクシーが応援に駆けつけ、停留所で待っているお客様をお乗せして、K号のあとを追うように決められたコースを走って、お客様を目的の停留所までお送りします。この仕事が“K号 増発便”です。
タクシードライバーに対して、応援の指示が出る時、つまり、K号の需要が高まる時は、平日の午前中のことが多いです。
高齢の方が 通院するために利用されるケースなどが、比較的に多いようです。
私は、仕事の段取りとして、平日の午前中は、この徳倉地区で乗務することに決めているので、ほかのドライバーよりも、K号増発便の乗務をすることが多いようです。
停留所で、K号に乗り切れなかった高齢の女性の方が、応援しに来た私のタクシーに乗ると、利用料を払いながら「助かるわぁ。」と言って頂けたりします。
こんな時、私は、自分が必要とされていたことを感じ、やり甲斐=しあわせを感じます。
そのように、声に出しておっしゃって下さるお客様は、本当にありがたいです。
大勢いるタクシードライバーの中には、このような乗務を嫌がっているドライバーもいるようです。
特に、平日の午前中は、通勤や出張の為にビジネスマンが、三島駅から近隣市町村にある企業へ行くのにタクシーを利用されることが多く、この乗務は走行距離が長いので、ご利用料金が高くなりますので、ドライバーにとっては、いわゆる“おいしい仕事”です。
そのドライバーが、そこを狙って、駅に待機して、こうした乗務を中心に仕事していたほうが、そのドライバーの営業収入が上がるのは事実です。
私は、その時間帯、三島駅からのビジネスマンの乗務を優先しているドライバーに比べたら、営業収入は低いです。けれど、「助かるわぁ。」とおっしゃって利用して下さる高齢のお客様をお乗せする仕事に、喜びを感じることができます。
そのように、私が、K号増発便の仕事に対して価値を感じられるのは、沼津経営塾の皆さんと 杉井先生と出会い、約10年間、ともに勉強させてもらったことに依るところが大きいです。
杉井先生から教えて頂いている“成果主義と努力主義のちがい”。
もしも、私が杉井先生や皆さんと出会っていなかったら、そして私の価値観が定まっていなかったら、操車係りから指示されたK号の仕事に不満を感じ、イライラしながらハンドルを握り、お客様に対して無愛想な表情で接していたかも知れません。
そうではなく、お客様がタクシーを降りる時に、お互いに笑顔で「どうもありがとうございました。」と、声をかけ合っていられます。
そんな時、私は(ドライバーの仕事も まんざらじゃないな。)と思います。
ただ、だからと言って、やり甲斐を感じられるから、地元の高齢のお客様の乗務に絞って仕事をするべきだ、ということではないと思います。
そこは“浪漫と算盤”で、バランスがたいせつですね。
ドライバーという仕事の中に、生きがいを感じられる時間をプレゼントして下さった
経営塾の皆さん、杉井先生。
どうもありがとうございます。
読んで下さり、どうもありがとうございました。