昨日は沼津経営塾、ありがとうございました。
杉井さんからある人へ、アドバイスするための例え話がありました。
「フルマラソン、40キロ走ってきて、最後やっとゴールが見えてきたら、どうする?」
「クタクタ~に疲れているけど頑張っちゃうよなぁ! 頑張ったところで数秒しか変わらないけど、それでも最後イイ感じでゴールテープきりたいから頑張っちゃうね!じゃないともったいないもの!」
このたとえ話は、長年勤めた会社で定年を迎え、再契約で同じ会社に再雇用にされるのですが、給料は下がるし、年下の部下だった者が上司になるわけでモチベーションの維持に悩んでおられる方へのアドバイスのイチ例え話でした。
再雇用の際のアリガチな悩みに対して、アリガチではない素敵なお話しでした。
「長い間、一生懸命走ってきて(仕事してきて)、ゴール間近で(退職間近で)、スピードゆるめたら(力を抜いたら)もったいないよ!」
「次の走者に(年下の部下だったが上司になる者に)、最高に走り易い状態で(最高に整った受継ぎで)、バトンを渡してやろうよ!」
「その年下の上司から、“〇〇さんは退職間近なのに、最後本当にイイ状態で仕事を受け渡してくれた!”と言われるような仕事、最後までしたら素晴らしいよ! ゴール前でスピードゆるめたら絶対ダメだ!もったいないよ!」
ことわざで、「立つ鳥、跡を濁さず」という言葉があります。
立ち去るものは見苦しくないようキレイに後始末をしていくべき、という戒めの言葉です。
今回のアドバイスは、(濁さずどころか、もっともっとキレイにして渡そう!)という熱い気持ちが込められていると思いました。
勝手な造語ですが、(濁さずどころか、立つ鳥がご自分の持つ最高の花を後輩の鳥に贈る)ことをアドバイスした素敵なお話でした。
また、人は自分のフィルター(自分の基準が正しいと思っている)を通して物事を見ているというお話がありました。
「自分の考えを基準にしているから、そこから外れる人の行動や言動に、怒ったり悩んだりすることがある。」
(さて、私の基準は合っているのだろうか?)
私自身は正しいと思って行動していたことが、人に会ったり、話したりしたことで初めて、世間とズレがあることを認識します。
このブログも、毎日意見交換することで、(そういう考え方もあるな~! 自分一人では気が付かなかった!)と自分のフィルターに気が付くことが幾つもありました。
こうやって仲間との意見交換が毎日の定点観測になりますし、毎月の沼津経営塾で皆と会うことが私自身のズレを認識する機会になります。
ここ何年か、何かしら理由をつけては沼津経営塾を休んでしまったことが何回もあり、もったいなかったです。
今後積極的に参加しますので、これからも宜しくお願いします。
1週間ありがとうございました。
明日からのブログ、細谷さん、宜しくお願いします!