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沼津経営塾

お互いに切磋琢磨して、人生をより良いものにしていきたい。コツコツ学ぶ仲間の集いです。月1回沼津三島にて勉強会を開いています。

芯が無かった直樹の生き方

’22年 2月28日   鳥居直樹

おはようございます。。応援して頂き、どうもありがとうございます。
 昨日は、暖かくて穏やかな日だったので、午後、カミさんと息子と散歩をしました。
ただ、同じ地球の上で戦争が起こり、罪のない人々の命が失われていることを考えると、
無力な私は、(これ以上、戦火を大きくしないでほしい。)と、ただ祈ることしかできません。
 絶えず命の危機にさらされているのではない私たちは、コロナ禍であっても
今の暮らしがありがたく思えて来るのでした。

では、二日目、よろしくお願いします。

「芯が無かった直樹の生き方」
 2月12日に、私は、ギターの先生であるH先生に、(最後のレッスン)を受けに行きました。
 ギターを再開して丸一年になり、自分としても音楽とギターをこれからも続けたい気持ちはあるのですが・・・。
 今ここで、集中して取組むべきいくつかのことがあり、そっちのほうを達成させたり継続するためには、かなりの労力を必要とされると思います。
 それで、私はギターをやめる事にしました。12日のレッスンの前日に、ラインで〔やんどころなき事情があり、明日のレッスンを最後に、しばらくギターレッスンを休ませて頂きます・・・。〕と、H先生へ連絡しました。
 私は家で、毎日45分のギターの練習を続けて来ました。クラシックの練習曲と、“沼津の仲間”の弾き語りを、毎日弾いて来ました。H先生に見てもらうのは、クラシックの練習曲だけですが。
 2月12日、最後(のつもり)のレッスンが始まりました。練習曲を弾くのに、なかなかスラスラと弾けません。途中で止まってしまったり、前へ戻って弾き直したりしてしまいます。私の演奏を聴いたH先生が、今までのレッスンで仰ったことのない感想を言って下さいました。「粗い。」~「芯がないなぁ。」
 それは、先生の仰る通りでした。一つの曲を二か月ほど毎日練習していても、私はなかなか磨きをかけないでいました。
 そして、45分のレッスンが終わりました。2月は、その日と22日にレッスンの予約を入れておいたのですが、私は、(12日で最後にしよう)と決めていました。
 片づけを終えると、H先生が「予約を取られた22日の日、時間を空けておきますので、よかったらレッスンにいらして下さい。」と言って下さいました。私は小さく「はい。」と返事しました。先生が見送りに来てくれて、教室の出入り口の所で、私は「先生もお元気で。」と言って、頭を下げて別れました。
 それから、帰宅するまでの車の中や、その日、自宅で、私は色々と考えて、自分不信に陥りました。
 レッスンの時に先生から言われたお言葉。「粗い。」「芯が無い。」そのお言葉は、私の演奏に対しての感想だったのですが、私は、自分の生き方が「芯が無い。」「粗い(=雑だ)。」そう思えて来ました。
 一旦(ギターと音楽をやめる)という選択をしたのはなぜだろう、と考えると。一つの理由として、タクシードライバーの勤務シフトがタイトなものに変わったということがあったのです。以前のゆるいシフトの時には、毎日のギターの練習を続けつつ、いくつかのやるべき事である「沼津のブログ」「経理事務」etc.を続けて来られたのです。
 生活のために続けているドライバーの勤務シフトが過密になったから、ギター(音楽)を辞めてしまう。自分にとって、ギター(音楽)は、たったそれだけのものだったのだろうか? 
鳥居直樹の生き方は、なんて芯が無いんだ?
 その時、Hギター教室の生徒である女性のYさんのことを思い出しました。Yさんは、総合病院で看護師をされています。Yさんは、私よりもずっと長くギターを学んでいらっしゃいます。おそらく、十年近く、H先生に師事していると思います。
 看護師というお仕事 -人の命を預かり、勤務時間もとてもハードなお仕事です。さらに、三年前からのコロナの流行で、病院で働いている方々は、ぎりぎりのところで耐えながら働いて下さっています。Yさんは、それでもギターを続けています。諦めずに。
 Yさんのことを思ったら、今ここで(ギターを辞める)という選択をする鳥居直樹は、たしかに芯が無い。それでいいのか・・・?
 迷いましたが、私は、2月22日のレッスンに行くことにしました。
そして、レッスンが始まる前に、H先生へ伝えました。
「やはり、これからも先生のレッスン受講を続けさせて頂きたいと思います。よろしくお願いします。」
「そうですか。それは良かった。」と、先生が仰いました。
 私は、たとえ細々とでも、これからもギター(音楽)を続けていきます。
その可能性を示して頂いたH先生に感謝しています。
 H先生。どうもありがとうございます。
読んで頂き、どうもありがとうございました。
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ありのままの自分を受け入れる

’22年 2月27日   鳥居直樹

おはようございます。
 お茶の栽培から販売を手掛ける、小野園三島店の室伏 剛さんより、ブログのタスキを確かに受け取りました。
室伏さん。どうもありがとうございました。

 一週間、私の拙いブログにおつき合いの程、よろしくお願いします。
一日目、よろしくお願いします。

「ありのままの自分を受け入れる」
 Aさんは、私の運転するタクシーに乗って下さるお客様でした。
 以前、Aさんは三島市徳倉に住んでいらっしゃいました。何回か私のタクシーを利用して下さり、そのうち親しくなり、Aさんとハガキのやり取りをするようになりました。
 Aさんは、絵を描く事が趣味で、私宛てのハガキに、季節の花(今なら、椿やたんぽぽ・・・)のスケッチを描いて下さったり、そのほか、Aさんがイメージされた心象風景を描いて送って下さいます。
 私は、Aさんが送ってくれたハガキを見て、元気になれたり、やさしい気持ちになる事ができています。
 私は、(彼女は40代くらいかな?)と思っていましたが、ある日の会話で、Aさんは私とほぼ同世代であることが分かりました。
 そのAさんは、一昨年の夏に御殿場へ引越されました。その為、私のタクシーを利用されることはなくなりました。それなのに、Aさんは、たびたび、お便りして下さいます。
 とても、ありがたいことです。
 今では、Aさんとハガキのやりとりをする事は、私の生きがいの一つになっています。
 このような幸せを得ることができたのは、私が乗務員の仕事をしているからです。
タクシードライバーとしての鳥居直樹。
 私は、ありのままの自分を受け入れることにします。
P.S
ブログの原稿を書いている今日になって、Aさんへ送った私のハガキに誤字があるのに気がつきました。(汗)
Aさん。ごめんなさい。
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どうもありがとうございます。


CLと私

2022.02.26  小野園三島店 室伏剛




皆さん温かいコメントをありがとうございます。
それでは7日目、いよいよ最終日となりました。よろしくお願いいたします。

私は昔から傲慢でコンプレックスが強く自分のことばかりに意識を向けて生きてきました。今でもその自分と対して変わりはないのですが、そんな私でも数年前から沼津経営塾に入れていただき、杉井先生のブログや皆さんとの関わりなどから良い刺激をいただき、そして毎日の葉書や清掃、コメントなどを継続してきたことで以前の自分と比較すると少~しですが自分の行動をコントロール出来るようになってきたこと、そして感情も穏やかになってきたように思います。
葉書やコメントなど、以前の私を考えるとよく続いているなぁと我ながらに感心しますし、感情が穏やかになってきたのは人との関わり方、物事の捉え方が変わってきたのだと思います。

経営塾で学ぶ前の私は正に感情中心で、幸せになりたい成功したいとは常に思いつつも、自分にとって何が幸せなのかよく分かっていなくて、ただ思うような結果が得られた時は幸せ、良い気分になることが幸せだと幸せとはどこか一過性のものだと思っていました。
そして成功とは仕事で売り上げを伸ばし会社を大きくすることが成功だと漠然と思い、そうではない現状にコンプレックスを感じていました。
要は結果で自分を判断していたのですね。

でもCLの教えは違いますよね。自分なりの言葉に置き換えると、
他人が自分の望まない言動をしても悩まない。
思うような結果が得られなくても落ち込まない。
負の感情が湧いてきてもあるがままを受け入れる。
そして自分に出来ることを淡々とこなす。
では自分のやるべきことは何なのか?
2月8日の杉井先生のブログにありました「大切な人たちのことを思って自分の最善(BEST)を尽くすこと」
自分に意識を向けるのではなく、相手を喜ばせることに力を注ぐこと、人の幸せを願うことがすなわち自分の幸せなのかもしれないと思えるようになってきました。

とは言いつつもまだまだ感情中心になってしまうことの多い私ですが、今回ブログで書かせていただいたのは、このように自分の言葉で明文化することで自分に落とし込みやすくなるかなっと思ったからです。
また最近、杉井先生のブログなどで「7つの習慣のパラダイム(自分の考えや物事の捉え方)」
という言葉を目にしましたが、もし自分のパラダイムを全て取っ払ったらどんな風に世の中が見えるのだろうなんて思ったりします。

先ずは自分の感情は横に置いといて「していただいたこと」「ご迷惑をおかけしたこと」「してさしあげたこと」などの事実と向き合っていこうと思います。

一週間、ありがとうございました。
明日からは再び海野さん・・・(笑)ではなく、我らが鳥居さんがタスキを繋いでくれます。
鳥居さん宜しくお願い致します!


第70回三島市空手道競技大会

2022.02.25  小野園三島店 室伏剛




皆さん温かいコメントをありがとうございます。
それでは6日目、よろしくお願いいたします。

本日も空手ネタで失礼します。(汗)
私が所属する無限塾は三島市空手道連盟にも所属しておりまして、毎年秋に市内の加盟団体による大会を開いておりました。
先日の昇段審査会もそうですが、生徒さんもやはり目標があるのと無いのとでは、空手に対する向き合い方も大きく変わってきますね。
そのようなこともあり年に数回の大会や審査会などを行い、それを励みに生徒たちも頑張ってきたのですが、昨年の秋はコロナ禍真っ只中のため大会は延期となりました。
そして今年の3月13日に開催するべく準備を進めてきたのですが、現在のオミクロン株の流行。それに伴う、まん延防止等重点措置の延長などを踏まえて先日、大会を行うか否かの最終判断をするための会議を行い、結果今年度の大会は中止となりました。

やはり各道場の指導者の方たちは、生徒のために出来ることなら開催してあげたいという強い思いがありますので、今までのような密集することの無い方法があるのではないかとドライブスルー方式(各カテゴリーごとに集合して試合が終わったら表彰を受けて速やかに帰宅し、次のカテゴリーの生徒さんが入場する)など、いろいろな案を出し合いシュミレーションを繰り返し模索してきたのですが今回は中止と判断しました。

現在のオミクロン株はいつだれが感染してもおかしくない状況ですね。
感染された方たちも随分と身近に迫ってきていると思います。
重症化された方や亡くなられた方たちの報道を耳にするとやるせない気持ちになりますし、より一層気を付けなくてはいけないという思いです。

ただ、私のあくまでも個人的な考えですが、形を変えてでも出来る範囲で活動を継続していくことも一つの考え方として、あるのではと思っております。
無限塾はコロナ禍においても緩やか~に生徒さんが増え続けております。
本当にありがたいことだと感謝しております。
生徒さんの思いに少しでも応えるためにも、これからも細々とでも活動の火を灯し続けていこうと思います。


憧れの両親

2022.02.24  小野園三島店 室伏剛




皆さんコメントをありがとうございます。
杉井先生「三尺の童子を排す」とは指導する側も指導される側から学ぶということでしょうか。確かにYさんにたくさん助けられ、実は多くのことを学ばせてもらっているのは私の方だと思います。Yさんに感謝する気持ちを伝えていこうと思います。
それでは5日目、宜しくお願い致します。

義理の両親は私の住む三島市の隣町に住んでおりまして、約60年間にわたり鮮魚店と精肉店を営んできました。
私は妻と知り合ってからのご縁ですので・・・それでも20年以上になるのですね。
義理の両親はとにかく誰にでもいっつも笑顔で接していて、正に地域の皆様に愛されて商売を続けてきた私にとっても自慢の両親です。
愚痴など一回も聞いたことがありません。

車で15分ほどの所に住んでいますので、妻は毎週のように行きますし、私も月に一度くらいのペースで子供と一緒に顔を出します。
また孫が可愛くてしょうがないんでしょうね。
上質なお刺身やお肉を「これ食べな、あれ持ってきな」って。
正に自分たちのことよりも相手のことをいつも優先しています。

またとっても活動的でお休みの日もご友人たちと日帰り旅行などに行ったり何かしら用事を見つけてはじっとしていない、そんな活発な両親です。

周りの方たちにいつも良い方を与え自分たちはお古などを使い続けて、毎日1Fのお店と2Fの自宅をとても急な階段の上り下りを繰り返し、お店も開けっ広げなため冬の時期はとっても寒く、身体中にカイロを貼って温めながら早朝より仕事をしていました。
そんな両親も高齢ということを理由に昨年の秋にお店を閉めました。
本当に永きに渡りお疲れさまでした。

でもじっとはしていませんよ~!(笑)
コロナ禍ですので家庭菜園を始め、様々な野菜作りを楽しんでいます。
顔を見せるたびに食べごろの野菜をまた頂いてしまって・・・(汗)

そして昨年秋から自宅兼店舗だった家をリホームして、店舗だった1F部分を駐車場にして先週見事完成しました。
1Fの駐車場の壁には孫たちの元気な写真をたくさん飾り、また趣味の切り絵を飾って、
ご近所さんも頻繁に訪れてくれて賑やかなようです。
とっても急だった階段も緩やかになりとっても快適な様子です。
私も両親の元気な笑顔をいつまでも見ていたいです。

そして私自身改めて周りを見渡せば、義理の両親を始め、沢山の素敵な方たちに囲まれているのだなぁと思いました。
私も憧れの両親のように与えられる人になっていきたいと思います。

新茶繫忙期を前に


2022.02.23  小野園三島店 室伏剛




皆さんコメントをありがとうございます。
それでは4日目、宜しくお願い致します。

毎年のことですが、年が明けて1月、2月となるにつれ、これからやってくる新茶シーズンを前に気持ちがそわそわとしてきます。
まぁやらなければならないことは毎年概ね決まっていますので、やるべきことをすべて書き出して、優先順位と期日を決めて一つ一つやり切っていくしかないのですが。

そして今年の私の課題の一つとして部下であるYさんの成長があります。
1種類のお茶を作るのにも何種類ものお茶の原料の見定め、仕入れ、そして仕上げ工程や味に大きく左右する火入れ加工、最終段階の調合などいろいろな工程があります。
また原料となる荒茶は新茶シーズンの4月と5月に集中するためこの時期に一年間分の売上予測をもとに何百種類もの原料を生産したり仕入れをすることになるのですが今まではそれをほぼ全て私一人で決めていました。

私としては自分の納得のいく原料で納得のいくお茶を作りたいという思いが強いので
今まではそれでも良かったのかもしれませんが一緒に働くYさんの成長という視点が弱かったと思います。
Yさんの成長を応援したいと思いつつ、結局自分で決めたいという自我が強かったのでしょうね。それでは部下は育たないと反省しております。

今年は、台帳の作成から原料の購入そして製造、また今月から始まる新茶期に向けての機械のメンテナンス等一つ一つをYさんと共通認識となるようYさんの立場に立って真剣に関わっていこうと現在取組中です。

とても優しく他人の悪口を言わない気持ちの良い、私の大好きなYさんです。
そのYさんを真剣に応援しなければきっと罰が当たる。そんな思いです。
Yさん、共に成長していきましょう!



羽生選手から学んだこと

2022.02.22    小野園三島店 室伏剛



皆さんコメントをありがとうございます。
昨日の内にPCに入力を終えていたのですがなぜか消えておりまして(涙)
改めて打ち込みました。(笑)
タイピングのとても遅い私としましては一仕事です。(涙)
それでは3日目、宜しくお願い致します。

皆さん北京五輪オリンピックをTVなどで観戦しましたか。
私はニュースで結果を知る程度なのですがスキージャンプやスノーボードなど
若い方たちの活躍も目立ったように感じました。

今回私が特に印象に残った一つが、フィギュアスケートで2度の金メダルを取り3連覇を狙っていた羽生結弦選手です。
羽生選手は中学生のころから数々の全国大会で活躍してきたそうですが決していつも優勝してきた訳ではないのですね。
ここ数年の実績を調べてみても約半分は2位以下だったりケガなどの理由で欠場したりしているそうです。
でも何かいつもトップに君臨しているような印象を持っているのは私だけではないと思います。

そう、常に上を目指し難易度の高い技に挑戦したり
優勝した時のインパクトが強いこと、そして会見での言動や表情などが王者の風格のようなものを感じさせるのかもしれませんね。

きちんと立ち止まり深々とお辞儀をする。
先ずメダルを手にした選手を讃えたり、記者の方たちの質問にも丁寧に答え「ありがとうございます。」で結ぶ姿。

今回はショートプログラムで氷の溝にはまるというアクシデントにみまわれ、起死回生で挑んだフリーの4回転半は惜しくも成功には至らず4位という結果となりました。

傲慢で未熟な私のあくまでうがった見方ですが、今回の挑戦が終わってからのこの一週間、きっと羽生選手の心の中に、落ち込んだ瞬間や氷を憎んだ瞬間、メダリストを羨む気持ちがフッと湧いてくる瞬間が何度も何度もあったのかもしれません。

そのような中でも前向きな発言をすることで前向きな気持ちになるという相乗効果を自ら作り出しているようなそんな印象を受けたりもします。
きっと意識を内に向けるのではなく、感謝できることやこれからの可能性に意識を向けているのですね。
今回の羽生選手の姿を拝見し、このような生き方をすることが自分自身だけでなくきっと周りの方たちにも勇気を与えるのだと思いました。
私も意識を外に向けて可能性に注目していこうと思います。




昇段審査会


2022.02.21  小野園三島店 室伏剛




皆さんコメントをありがとうございます。
オッ早速出ました空手ネタ、室伏早くもネタ切れか・・・(笑)
それでは2日目、宜しくお願い致します。

私の活動している空手道場である無限塾秀志館は全日本空手道連盟に所属していまして、
毎年8月と2月の年二回の昇段審査会が実施されています。
生徒たちにとって黒帯を取得することは空手をやるうえで大きな目標の一つです。
そして今回、2月6日に行われました審査会に二段と初段を受ける計4名の生徒さんと行ってきました。

黒帯を受けるには既に茶帯を取得している必要があります。
昨年の秋に、保護者の方を交えて現在初段を取得している1名の生徒さんと茶帯を取得している3名の生徒さんに2月の審査の意向を聞きました。
茶帯の3名の生徒さんはそれぞれに癖を持っており、合格するためにはそのような癖を一つ一つ修正していかなければならないため、現時点では厳しいかもしれないと伝えたのですが、それでも全員チャレンジしたいと真剣に思いを伝えてくれましたので、私もその気持ちをとても嬉しく思いましたし、その気持ちに応えてあげたいと思い秋から審査に向けての稽古を開始いたしました。

通常の審査会は形の演武と組手の試合の2種目を行い、審査員により合否を判定されるのですが、今回コロナ禍のため急遽、形のみの審査となりました。
形ですので一人で演武するだけのものですが、技の正確さや理解度、キレ、スピード、緩急、力強さといったいろいろな要素が求められます。
昨年から通常稽古以外に何日も何日も特別練習を行い、癖を一つ一つ削って徐々に完成度を上げてきました。

そして生徒さん全員、最後の最後まで指導者を信じてくれて、言われたことを少しでも忠実に体現しようと一生懸命稽古に励みました。
そのような姿を見ていると、私も何としてでも合格させてあげたいという思いで一杯になりました。

審査当日は一発勝負! 緊張しすぎてチョットぐらついただけでも合否に大きな影響を与えます。
ドキドキしながら手を合わせて見守る保護者をよそに、全員今持っているであろう実力をしっかりと発揮して堂々とやり切ってくれました。本当に立派で私よりよっぽど度胸があるなぁと感心しました。

そして先日、4名全員の合格通知が届き、私としてはホッと胸をなでおろしたところです。
毎回審査の度に感じるのですが、結果はやってみなければ分かりませんが、合格という目標に向かってひたむきに稽古に励むその過程が結果以上に尊いもののように思います。
審査後に4人の生徒さんに葉書を書いたのですが、一昨日お礼に手紙を書いてくれた生徒さんや、自分のおこずかいからハンカチをプレゼントしてくれた生徒さんがいて、宝物が増えました。
今回も生徒さんたちから多くのことを私自身が教えられた思いです。

余命10年

2022.02.20  小野園三島店 室伏剛



海野さんからタスキを引き継ぎ、本日よりブログを担当させていただきます。
一週間、宜しくお願い致します。

久しく前になりますが、2017年9月7日のブログにて、私の妻の親友の妹さんが書かれた小説『余命10年』を紹介させていただきました。
その小説が俳優の小松菜奈さん、坂口健太郎さん主演による約1年間に及ぶ撮影を得てこの度、映画化が実現し3月4日公開となります。

小説ですのでフィクションですが、作家の流加さんは実際に肺動脈性肺高血圧症という50万人に1人という不治の病にかかり余命10年を宣告されてしまいます。
本の内容も流加さんの葛藤や余命わずかという厳しい現実を受け入れようとするも受け入れきれない、そんな複雑な思いが伝わってくるようで他人事のようには読むことが出来ませんでした。
小説ですので、もしかしたらこうなりたいという願望のようなものもあったのかなぁ

そして『余命10年』を執筆後、自分の本が書店に並ぶところを見届けることなく天国へと旅立たれました。
残念ながら私は作家の小坂流加さんにお会いしたことはないのですが、流加さんのお姉さんを始めご家族の方とは交流があり、ご本人そしてご家族のお気持ちを考えるととても感慨深いものがあり、予告を見ているだけで目頭が熱くなります。

人はいつか死ぬものだと頭ではわかっていても中々現実に死と向き合うことってしないものですよね。
でも流加さんは若くして死と向き合い、その葛藤する複雑な思いを小説を通して伝えてくれたのですね。

実際の流加さんがどのような方だったのか、どのような思いで小説を書かれたのかは分かりませんが、小説が脚光を浴びて映画になったことはご家族にとっても喜ばしいことと思いますしご本人もきっと天国で喜んでくれているのかなぁと思います。

今回、映画化が決まり実際に三島市でも撮影が行われチャッカリ私の息子と娘もエキストラとして撮影に参加させていただきとても良い経験となったようです。

3月4日公開です。
宜しければ皆さんも是非、映画を見に行ってくださいね。

一週間ありがとうございました。

2022-2-19       株式会社うみのワークス 海野貴

今年の仕事初めの現場で足場屋さんから、「今年の2月いっぱいくらいで、足場屋を辞めることにしました」と言われました。
その足場屋さんとは、義理の兄貴の紹介で24年前に出会い、そこからうちの足場の殆どはその足場屋さんにお願いをしていました。
出会った当時は、私は26歳で仕事を独立したばかりで、足場屋さんも21歳で独立をしたばかりでした。
それから数えきれないくらい多くの現場をお願いしてきて、たくさんの思い出があります。
プライベートでは数回飲みに行ったくらいですが、仕事の合間にいろいろな話しをしたり、いろいろな相談にものったりしていました。
沼津経営塾のイベントにも毎年必ず来てくれていました。
以前、朝にいきなり強風が吹いた日があり、私は足場が心配で現場に一人で見に行くと、足場のネットが風に煽られ、足場自体がズレて建物にガンガン当たり、壁が壊れていました。
ネットも破れ、足場の上のほうが外れかけていたので、「このままだと足場が倒れてしまう」と思い、私は強風の中、足場に上りネットを畳むことにしました。
実際に足場に上ると、あまりの強風と揺れ、いつ倒れるかもしれないという恐怖で体がすくみ、足場の一番上には上る勇気が出ずに、足場にしがみついているのがやっとでした。
その時、突如足場屋さんが現われました。
風が心配で足場を見にきてくれたのです。
足場屋さんの姿を見たときに、恐怖が和らぐのを感じ勇気が湧いてきました。
そして二人で何とかネットを畳み、事なきを得ました。
足場から下りてひと時は、二人とも身震いが収まらず呆然としていたことが、今でも昨日のことのように憶えています。
そんなこともあり、特別な足場以外は、全てその足場屋さんに頼んで仕事をしてきました。
そんな関係で仕事をしてきた仲間が、「体がきつくなってきたし、自分は足場以外にやったことがないから」と言って辞めると聞いた時に、とても寂しい気持ちになりました。
しかし、足場屋さん自身も言っていまいしたが、人を雇わずにやってきたので、仕方がないことだとも思いました。
私たちの仕事は体が資本ですが、歳を取るにつれ体力が衰えていくことは当然のことなので、そうなった時にもやっていけるようにしておかなければ潰しがききません。
そのようなことは、頭では解っていましたが、私たちはそのようなことが現実的に起こる年齢になっているのだと改めて思いました。
今、うちで働いてくれている若い人たちも必ずこのような時が来ます。
ですから、今からそれに備えて準備をしていかないといけないと思いますし、私たちもそれを見据えて指導、教育をしていかなければいけないと思いました。

皆がWIN-WINになるように仕事をしたいと思います

2022-2-18       株式会社うみのワークス 海野貴

今週末から数か月にわたり、土日限定の仕事が始まります。
その現場は、塗装用の養生材を生産・販売する会社で、今回は製品の搬入や出荷をするための保管場所の鉄骨を塗装する仕事です。
付き合いのある防水業者さんが、元請けの工務店さんから依頼を請けたのですが、今回は塗装の仕事ですので私たちに声を掛けてくれました。
「まだ決まった訳ではないけど、一度現場を見てくれる?ちょっと厄介な仕事だけど、、、」と言われたのですが、ここ数年、その防水業者さんには私たちが請けた大型物件などの防水工事を請けてもらっていて、とてもお世話になっているので、「ここは断る訳にはいかない」と思い、一緒に現場を見に行きました。
現場を見ると、高い天井の鉄骨がかなり錆びていて「これは大変だ~」と内心思いました。
そして、その真下には出荷待ちの製品が山積みに置いてあり、そこをフォークリフトで次々に製品を出荷していました。
作業自体も大変なのですが、製品を汚してしまってはいけませんし、養生をするにも常にフォークリフトが動いているので、この状態ではとても仕事ができないと思いました。
会社側からも、「製品だけは絶対に汚さないように」と言われているそうで、業者さんとも「どうする?」と頭を悩ませました。
まだ決まった仕事ではないので、とりあえず見積をすることになったのですが、その業者さんに今回なぜうちに仕事を依頼してくれたのか?と聞きました。
それは、その防水業者さんは、元々私の同級生の塗装屋の友達で、その同級生から紹介してもらってうちの仕事をしてもらっていたという経緯があったからです。
本来ならその同級生の塗装屋に依頼をするのが筋なので、どうしてなのか?と思い聞いてみました。
すると「今回は製品を汚せないし、あそこの職人だとお構いなしにやっちゃいそうだから、海野さんちなら、その辺のことも安心して任せられるから」と言っていました。
私はその職人たちとも一緒に仕事をすることもあるので「納得!」と思い、同級生もそういうことでゴタゴタいうような人間ではないので請けさせてもらうことにしました。
今回の仕事はとても神経を遣う仕事ですし、私たちに求められているのは、会社側に迷惑を掛けず、問題なく仕事を終わらせることだと思いました。
また会社からは「とにかく錆が酷いので、できるだけ長く持たせるようにしたい」とも言われているとのことでした。
私は、会社側のニーズと業者側のニーズを考えて見積を作ろうと思い、金額だけの見積書だけでなく、「どのような工法でやるのか」「どのような塗料を使うのか」「なぜこのような方法が必要なのか」「工期はどのくらいかかるのか」ということが解るような提案書を写真付きで作りました。
今回は「孫請け」という立場なので本来はここまで丁寧に作る必要はないのですが、「問題がなく工事を終わらせる」という目的のためには、ある程度私たちの仕事がやりやすいように会社側にも協力してもらいたいという狙いがあったからです。
その後、業者さんから「一番金額の高い仕様で正式に仕事が決まりました」と連絡がありました。
元請けの工務店さんも丁寧に作った見積を喜んでくれたそうで、一度私と会って話がしたいとのことで、工務店に行って挨拶と仕事の説明をさせてもらいました。
すると、その工務店の社長は私の母の同級生だということがわかり、会話にも華が咲きました。
後日、社長宛に書いた葉書も喜んでくれて「とても感動した」とメールをいただきました。
その後、工期が決まり、先日、会社の社長と工務店の社長と私とで打合せをしました。
私は会社の社長と直接話しをして、私たちは「長持ちするような仕事をしたい」「問題なく工事を進めたい」ということを伝えました。
会社の社長も、とても好意的に対応してくださったので、心情的には、工期を短くでき、手間も少なくて済む平日の連続作業にしたかったのですが、安全に作業を進めるとなると会社が休みの土日、祭日のみの作業のほうが確実なので、期間は長くなり土日の休みも無くなりますが、そのような工程でやらせてもらうことにしました。
社員さんたちには大変な思いをさせてしまいますが、会社側、元請けの工務店さん、防水業者さんから信頼を得られる仕事をして、私たちの価値を高めたいと思います。

身の丈に合った仕事

2022-2-17       株式会社うみのワークス 海野貴

今年に入ってから大型物件の見積依頼が2件きました。
一つは、数年前からお付き合いをさせていただいている業者さんの社長さんからで、もう一つは地元にあるマンションの管理組合の方であり町内の役員もされている方からの依頼でした。
お二人とも、昨年私たちが近くの大型物件を施工したことを知って依頼をしてくださいました。
業者の社長さんは、昨年私たちがその物件をやっているときに、たまたまそこを通ったようで、「こんな大きな物件もやるんだね」と言っていました。
今回は、社長の友人がビルの雨漏りで困っていたそうで「一度見て欲しい」と言われて行ったところ、そこは沼津の仲見世通りのビルで、繁華街の真っ只中にありました。
案内をされてエレベーターで上に上っていくと、4階建ての屋上から更に上にある塔屋の屋上から外壁部分がボロボロで、至る所に多数の亀裂がありました。
高さも地上6階くらいのところなのでかなりの高さがあり、隣のビルとの間隔も狭く、屋上から下を覗くと、真下には歩行者も多くいて、これはとても危険で厄介な物件だと思いました。
そのような場所ですから、安全面や施工に関しても、私たちには手を出せない規模のものでした。
社長さんに「この物件は大手のゼネコンがやるような規模なので、うちではちょっと無理です」と言うと、「規模がでかいから、うみのワークスならできると思ったのに」と言われました。
私は「???」となり、「うちは小さな施工店なのに、そのように思われていたのか?」と思いました。
もう一件のマンションの方は、昨年の現場の近くで毎朝スクールガードとして通学路の旗振りをしていたそうで、私たちの仕事ぶりを見て、「地元で頑張っている業者に依頼をしたい」と言って声を掛けてくれたようでした。
そのマンションは7階建てなので、かなりの高さがあり、こちらも危険度が高い物件でした。
私たちを応援してくださっていることが伝わってきましたので迷いましたが、こちらの物件も私たちには手に負えないと判断し、丁重にお断りをしました。
今回2件とも、私たちのことを評価してくれて、お話をいただけたことはありがたかったのですが、リスクが高すぎますので、仕事を請けることで迷惑をかけることにもなりかねませんし、身の丈に合わない仕事は請けてはいけないと思いました。
ビジョナリーカンパニーの「針鼠の概念」ではありませんが、自分たちの得意とするところで勝負することが大切だと思いますし、私たちのような小さな会社は、一つの大きな失敗で取り返しがつかないことにもなると思いますので、しっかりと線引きをして判断を誤らないようにしていきたいと思いました。

お金の小学校

2022-2-16       株式会社うみのワークス 海野貴

昨日、仕事が終わってからうちの事務所で友人の中野さんに「お金の小学校」と題して勉強会を開いてもらいました。
中野さんとは、10年前に塗装関係のセミナーで出会いました。
その時中野さんは、ある保険法人に勤めており、リフォーム瑕疵保険の講師としてセミナーで講義をしてくれました。
その懇親会で名刺交換をすると、なんと中野さんは私と同じ地域に住んでおり、東京まで新幹線通勤をされているとのことでした。
その後は、セミナー後に一緒に三島まで帰って一緒に飲んだり、仕事でも力になってくださったり、よしもとでやった賀詞交歓会にも来てくれました。
地域の行事でも顔を合わせることもあり、中野さんの奥さんとも、PTAの役で一緒に活動をしたこともありました。
中野さんは、全国を回って講演をしていたので、出張も多く、家族との時間も取りづらかったようで、数年前に沼津の会社に転職をしてファイナンシャルプランナーの仕事をすることになったそうです。
今年に入って中野さんが新年の挨拶でうちの会社に寄ってくれたことがありました。
その時に、私も今年で50歳になる節目なので、老後2000万円問題などのことを聞いてみると、いろいろなことを教えてくれました。
そして帰り際に「お金の小学校」という中野さんの本をいただきました。
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正直私は、お金のことに疎く、よく分からない分野なので毛嫌いしているところがありましたから、金持ち父さんの本を読んでも、自分が稼げるようになることには投資しても、資産運用などは考えることもしませんでした。
しかし、その本を読んでみると、「小学校」と言うだけあって、とても解りやすく簡単に書いてくれてあるので、少し興味が湧きました。
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今まで私は銀行預金や積立、小規模共済などでお金を貯めることはしてきましたが、投資をしてお金を増やすことはしませんでした。
それはやはり投資というと、値が下がって損をすることもあるという不安があるので、それならそのようなリスクの少ない銀行預金のほうが確実と考えていたからです。
しかし、この本を読むと、投資の仕方によってはリスクも少なく、返って投資をしないほうが損だという考えになりました。
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また、年齢が若い人なら長くやることで、将来手元に残る額が桁違いになることも分かりました。
今後は年金や退職金なども期待できないので、社員さんたちにも将来のためにお金のことを分かってもらえると良いと思い、今回中野さんに勉強会を開いてもらうことにしました。
まだ私もあまり理解をしていませんし、皆さんのほうが詳しいと思いますので、細かい内容は割愛しますが、今後、会社として確定拠出年金なども考えていきたいと思います。
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今回、お金の勉強をさせてもらい思ったことは、「知らない」ということはとても大きなリスクだということです。
「よくわからないから」「苦手なことだから」と言って何もしないでいることと、ちょっとでも勉強して知識を持ち、少しでも始めてみることとでは、将来大きな差になります。
もちろん収入を増やすことが一番ですが、お金に働いてもらうことも同時に考えていきたいと思います。
幸いなことに、身近に信頼して相談できる方がいるので、アドバイスをもらいながらやっていきたいと思います。

S様からのお仕事

2022-2-15       株式会社うみのワークス 海野貴

先日、17年前に塗り替え工事をやらせていただいたS様の、2回目の塗り替え工事をやらせていただきました。
前回の仕事の時は、建設会社の下請けで両親と私の3人で施工させていただきました。
その現場は近くの団地にあり、工事後もS様とは地域のお祭りや行事などで顔を合わせることもありましたが、私たちは下請けとして工事をやらせていただいたので、とくにこちらから何をするということもなく、挨拶をする程度のお付き合いでした。
その後、その団地の仕事をすることが多くなり、6年前S様のところに工事案内の挨拶に行ったときに、傷んだ木部の小工事を依頼してもらいました。
その後は、毎年の年賀状やお歳暮配り、葉書などで関係をつなげてきました。
昨年の秋に、S様から「外壁の塗り替えをしたい」と依頼があり、見積に行きました。
近くの現場なので、普段からS様の家の前はよく通るのですが、外壁部分は17年経った今でも綺麗な状態を保っていたのは知っていましたので、私としては、まだ綺麗なので塗り替えをする必要はないのではないかと思っていました。
S様とお話しをすると「私は小学校に読み聞かせで行くのだけれど、訪問者名簿に名前を書くときに、いつもうみのさんたちの名前があり感心している。本当にありがとう」と言ってくれました。
「私たちも年だから最後の塗り替えを頼みたい」と言って仕事をさせていただくことになりました。
年明けから工事に掛からせてもらいましたが、今回は希代くんをリーダーに全ての工事を社員さんたちに任せました。
2月6日の希代くんのブログにもあるように、メンバーの皆が高い意識を持ってやってくれてS様もとても喜んでくれました。
工事が終わり、集金に伺うとS様はいろいろな話しを私にしてくれました。
「希代さんは、本当に細かいところまで気を遣って丁寧にやってくれて、若い子たちの指導もしっかりしていましたよ」「土居さんは『そこは私が掃除をするからいいよ』というと、『これが僕の仕事ですから』と言ってずっと掃除をしてくれたんですよ」と社員さんたちの仕事ぶりを嬉しそうに話してくれました。
「私が褒めていたと社長さんからちゃんと伝えてくださいね」とも言ってくださいました。
S様が嬉しそうにお話しをしてくれるのを聞いて、S様は私たちのために、わざわざ仕事をくださったのだと思いました。
外壁もまだそれほど傷んでいませんでしたから、塗り替えをしなくても問題はないのに、私たちの取り組みを認めてくれて、私たちにそのような言葉をかけてくれるために仕事をくださったのだと思いました。
それに応える仕事をしてくれた社員さんたちもありがたかったですし、応援してくださっているS様にも感謝しかありません。
このようなお客様に恥じない仕事をこれからもしていきたいと思いました。

一人ひとりにご褒美

2022-2-14       株式会社うみのワークス 海野貴

私は数年前から、近くの小学校の協働支援委員をやっています。
毎朝のトイレ除菌も、その会合の時に学校側から依頼があり、やってくれる人を探すのは難しいだろうと思い、私たちがやらせてもらうと手を挙げました。
毎朝、先生や生徒が来る前にやっているので、学校で会うのは、校長と数人の先生、用務員さんだけで、実際に私たちが掃除をしている姿を見る人は殆どいません。
私は通学路の掃除を始めたのも、自分なりの思いがあってやっていましたし、このトイレ除菌も自分が受けた役割だからやっているだけなので、特に人に知ってもらう必要はありませんから、ただ役割を全うするということでやっています。
しかし、この活動は一緒にやってくれる社員さんたちがいるから成り立っています。
社員さんたちは、私が勝手に決めてきたことなのに、一切文句も言わずにやってくれていますし、雨が続き現場ができず仕事を休みにする時も、トイレ掃除だけは来てくれたりもしています。
そのような社員さんたちのためには、大変な思いをさせている分、何かしらの成果につなげなければいけないという思いがあります。
だからと言って、私がとくに何ができる訳でもありませんし、私たちがやっていることを知ってもらう目的で何かをするということは逆効果にもなりますし、私の思いや目的とは違ったものになってしまいます。
ですから、何があっても「ただやる」ということしかありませんでした。
先日、協働委員の会計の方から「学校側と協働委員の方々から、いつも頑張ってくれているうみのさんたちのために、何か贈り物をしたいという案が出ています」と連絡がありました。
私たちは見返りを求めてやっている訳ではありませんのでお断りをしたのですが、「いつも何人でやっていますか?」「皆さんお酒は飲みますか?」「お菓子のほうがいい方はいますか?」と、うみのワークス全体にではなく、社員さん一人一人に別々に贈り物を用意してくれるとのことでした。
私は会社全体の評価ではなく、社員一人一人に光を当ててくださっている、一人一人の努力や頑張りに感謝を伝えてくれるのだと思い、それならば好意に甘えさせてもらおうと思いました。
私たちの仕事は、皆で一つの現場を仕上げるのですが、そこには一人一人の技術や努力、頑張りがあります。
ですから、その一人一人の頑張りを認めてもらえるよう、その人が輝くように仕事をしたいという思いがあります。
ですから、ただ現場が進めばいい、溜まっている仕事が片付けばいいということではなく、私たち自身の技術、努力、思いで現場を仕上げていきたいという思いがあります。
今回はトイレ除菌のことですが、一人一人を認めてくれたという思いがしたので、本当に嬉しく思いました。
私たちの仕事は、ペンキを塗ったり、家の悪いところを直すのが役割ですが、
ただそれをやるのではなく、他の誰かではない、私たち自身がやることの意味や価値を作っていき、一人一人が人から認めてもらえるようにやっていきたいと改めて思いました。

ご褒美

2022-2-13       株式会社うみのワークス 海野貴

私たちが毎朝やっている小学校のトイレ除菌も、始めてから1年半が経ちました。
学校のある日は毎日やることになるので、始める時には続けられるかどうかが不安でしたが、何とか続けられています。
昨年末、その年の最後のトイレ除菌が終わって学校から帰ろうとした時に、校長先生と用務員さんが二人で来て、わざわざお礼を言ってくださいました。
校長先生は私が中学の時の担任の先生で、普段から私たちが掃除をしている姿を写真で取って学校のブログに載せてくれたり、いつも声掛けをしてくれています。
用務員さんは、私たちは朝7時に学校に行くのですが、その前には廊下の窓を開けたり、その他の用事を済ませて事務室で挨拶をしてくれます。
帰る時にも事務室からお礼を言ってくれるのですが、その日はわざわざ昇降口まで来てくれました。
私は10年以上学校の掃除をしていますが、その間には用務員さんも何度か変わりましたが、用務員さんによって業務のレベルの差があります。
今の用務員さんは歴代の用務員さんの中でも一番キッチリと業務をこなしてくれていると感じていて、校内の掃除、校庭の掃き掃除、植栽の枝切りなどを本当によくやってくれていて、いつもキレイになっています。
私たちに対しても、とても丁寧な対応をしてくれていて、人間的にも尊敬、信頼できる方だと思っています。
その用務員さんが一年間のお礼と共に「私は毎日うみのさんたちを見ていますが、いつも脱いだ靴が綺麗に揃えられていて、下駄箱に戻すスリッパもキッチリ揃えて戻してあり、今まで一度も乱れていたことがない」「私はそれを見て、いつも感動しています!」と言ってくれました。
用務員さんは、一年の最終日に、そのことを私たちに伝えるために、わざわざ昇降口まで来てくれたのだと思いました。
私はその言葉をもらい、とても嬉しく思いましたが、同時に、そんなところを見られていたのか!と焦る気持ちになり、しっかりやっていて良かった!と胸を撫でおろしました(汗)
私は経営塾のトイレ掃除の研修で、脱いだ靴をしっかり揃えるように学んでいたので、靴を揃えることは当たり前になっていましたが、そのようなことを見て評価してくれる人がいるのだと改めて思いました。
経営塾ではいろいろなことを学ばせてもらっていますが、トイレ掃除のように体験しながら学び、身に付けられることがありがたいことですし、本当に役に立つことなのだと思いました。
私たちは特別なことはできませんし、何かの賞を取ることもできませんが、一年の終わりに用務員さんからいただいたこの言葉は、何よりも嬉しいご褒美になりました。
いつまで続くかわかりませんが、今後もしっかりやっていきたいと思います。

石原さん

2022/2/12(土)                    うみのワークス 希代和也

 2月1日に元東京都知事の石原慎太郎さんが89歳で亡くなりました。
僕が物心ついたときには、石原さんは既に東京都知事として活躍をしているころで、
作家や国会議員としての活躍は知らず、過激な表現や物言いをする人だなという印象しか
ありませんでした。
 そんな方が亡くなられたということもあり、石原慎太郎特集がここ最近はよく目にすることが多いですが、思想の詳細はともかくとても言葉に重みがある印象を受けました。

「日本人のアイデンティティは何かと問われると今は「我欲」しかない」

「日本は完全な自衛軍事国家になって、軍事的にアメリカから独立する、積極的防衛で領土も領海も領空も守るということまで論じてもいい」

「北朝鮮のミサイルが日本に一発落ちてくれたらいいと思う」

「日本がどういう国になろうとしているのかさっぱりわからない。僕は僕なりのひとつの国家ビジョンがあった」

一部抜粋ですが、これだけで見ても場合によっては、過激な思想を持っていると思われがちですが、本当に「日本」の現状を憂いていたのだなと感じました。
 石原さんは戦争とGHQの占領を実際に経験しているので、アメリカに対する価値観や日本に対する考え方の原点も自身の戦争経験が大きいと発言していました。
 今のコロナ禍も2020年から始まり、今年で3年目に入りました。
それ以前は社会や国家といったものに対する感覚が、自分とは無関係な目に見えないものに感じてましたが、コロナが世界を襲い、国によって対応の早さが違ったり、
ロックダウンをするのかどうか、感染者に対してどの程度の措置をとるのかの判断が違ったりと、日本という国が良い面でも悪い面でも他の世界の国とは違うことを目の当たりに
した気がします。
それと同時に「個人」は「社会」や「国家」といったより、大きな枠組みの中で生きているのだと改めて実感しました。
 国内外に色々な問題を抱えている日本ですが、20代の僕たちの目から見ても
この先の日本は大丈夫なのかな?と思うことばかりです。
 ただ、自分もそんな社会の構成員の一員として、日々自分がやるべきことに目を向けて
いくしかない事と、石原さんのような先人がどんな風に歩んできたのかを知ることが、
これからの時代にも大切なことだなと思いました。
日々暗いニュースばかり目にするようになってきましたが、そんな暗さに負けずに
みんなでコロナを乗り越えて行きたいですね!
一週間ありがとうございました。

孤高の人

2022/2/11(金)                    うみのワークス 希代和

 「加藤文太郎」という登山家がかつて日本にいました。
加藤文太郎は戦前の日本の山岳会を代表する登山家で、地下足袋ひとつで1日に
60キロ近い六甲山縦走を行うほどの脚力と驚異的なスピードを持ち「不死身の加藤」
「地下足袋の加藤」と呼ばれていました。
 その加藤はもう一つ「単独行の加藤」の異名を持っていました。
当時は複数人のパーティーを組んでの登山が常識でしたが、そんな中加藤はたった一人で
槍ケ岳・立山・北アルプスといった冬の雪山を踏破する常識破りな記録を打ち立てていました。
加藤文太郎自体はプロの登山家というわけではなく、普段は神戸造船所で働く設計技師に過ぎず、今でいう有給休暇を利用して全ての登山を行っていました。
そんな加藤ですが、最後はパーティーを組んだ冬の北鎌尾根の登山中に吹雪にあい
わずか30歳で生涯を終えてしまいます。
 僕自身は登山に特に興味はありませんが、当時加藤には結婚したばかりの奥さんと
生まれたばかりの一人娘がいました。そんな中でも山に挑んで30歳という人生を全うした加藤がなぜそこまでして山にこだわったのかが不思議なことでした。
今では加藤の記録を超える登山家が数多く登場していますが、そんな中でも登山家の中では尊敬以上の崇拝に近い支持者がいます。

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小説家新田次郎の著書「孤高の人」はそんな登山家「加藤文太郎」の生涯を描いた小説です。
創作の部分もありますが、小説内の加藤は登山を始めて日本人がまだ成し遂げたことのないヒマラヤ山脈踏破の目標を密かに持ちヒマラヤ貯金を密かに始め、交際関係も極力絶ちますが、そんな加藤を周囲の人はうがった目で見ます。
加藤自体もそういった周囲から意図的に隔絶するよう、最低限のコミュニケーションにだけ務め、ただ一人黙々と仕事と登山を繰り返す日々でした。
 登山界からは、一人で登山をすることに対して猛烈な批判を受けることになりますが、
余計に加藤は一人ということに固執していきます。
 加藤はある時人からなぜそこまでして山に登るのか尋ねられますが、その問いかけには、
加藤自身も常々自身に問いかけていました。
なぜ山にのぼるのか、なんで一人でわざわざ辛い冬の雪山に登るのか、加藤は常に自分に問いかけ続けて山を続けますが、結局答えは分かることはなく、史実と同じく冬の北鎌尾根に挑みパーティーを組んだ相棒とともに猛吹雪に襲われ生涯を終えてしまいます。

結局のところ小説でも「加藤文太郎」がなんでそこまで山にこだわったのか、分からず仕舞いでした。
ただ一度読んだ小説はあまり読み返すということはあまりないのですが、加藤文太郎の生き方を描いた「孤高の人」は定期的に何度か読んでみたいと感じるほど、命を懸けてまで挑む加藤文太郎という人はただただカッコいいなと思いました。
コロナが落ち着いた暁には、一度は北アルプスの登山にも挑戦してみたいなと思いました。

土居君・村瀬君

2022/2/10(木) うみのワークス 希代和也

 今年の4月を迎えると、昨年の新入社員であった土居君・村瀬君が在籍から
丸1年を迎えます。
昨年の入社した直後だとまだ、右も左も分からない状態に比べると、
2人とも2人なりに、よく仕事についてきてくれたなと思いました。
 入社したての頃に比べると、最初は何も分らず0の状態であったことも
経験をしていくことで、あることは1、あることは2、という具合に確実に
やれることは増えて成長をしています。
 ですが、僕たちは毎日接しているとつい「これぐらいはできてほしい」「できて当然だろう」
と相手の特徴やレベルを度外視した成長を求めてしまいがちです。
 もちろん、お仕事である以上はある程度、経験と時間にそった実力を身に着けて
欲しいですが、いつしか相手の真の成長よりも、その時その瞬間どれだけ役に立てているかという
目線で人の価値を判断してしまっていないだろうかと、振り返ることもあります。
 当たり前ですが、1年やったからといって急激に成長することは、自分自身がそうだったように
現実的ではないのですが、相手にはついつい自分の理想を求めてしまうのは、「人」ではなく、
「道具」や「能力」といったパラダイムで人を見たり接してしまっているのだろうと思います。
 それはある意味、2人という後輩を持ち、日々接することで2人から僕自身が
学ばせて頂いていることだと思います。
当たり前ですが、人は1人1人性格的なものも能力も、成長の速度も違うので、
一定のレベルまでは求めつつも、そこから先は本人が頑張ることと同時に、こちら側が
見守りつつも上手に導いていく必要があるのだなと思いました。
 相手はコントロールできないのですが、そんな中でも自分ができることは
「人を動かす」のように相手に興味をもつことや、相手のその時のレベルにあった
適切な言葉掛けや関わり方といった、自分自身のコミュニケーションや人間性の向上しかないのだなと
思いました。
 この1年は2人から見た時に、どんな上司や先輩であったのだろうかと、1年を迎えるにあたって
考えると、反省点もたくさんあります。
 僕自身も2人から成長の機会を頂いている点では、2人はある意味先生でもあります。
2人にはとにかく、1年間よく頑張ったということと感謝を伝えていきたいと思いました。

卒寿お祝い

    
2022/2/9(水)                     うみのワークス 希代和也

昨日の冊子はアマゾンなどで、他のシリーズとも販売されているので、もし皆さんご興味がある場合は
「なんでも自分で修理する本」でぜひご覧下さい。


 先月お世話になっているお客様から、チョコレート菓子を頂きました。
そのお客様はよく飲み物や食べ物を、差し入れてくださる方で、受け取りに行った土居君に話を聞いてみると、90歳になったのでこれまで関わった人にお礼をしているので、
今回皆あてにお菓子を渡してくれたと聞きました。
 90歳というと僕たちが本や授業で学んでくるような出来事を実際に経験したり、
時代を生きてきたと考えると、人が90年生きるということが、どれほどすごい事なのかを改めて実感します。
 調べると90歳の誕生日を迎えることを、「卒寿」というそうです。
今回ささやかではありますが、卒寿お祝いとして贈り物を送らせて頂きました。

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会社一同からはブランケットを送らせて頂きました。

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特にこの時期には乾燥で、静電気が起きやすいですが、静電気が発生しにくい素材の暖かいブランケットです。

そして僕個人としては、ハーバリウムを送らせて頂きました。

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90歳でご高齢ということもあり、普段なかなか気軽に外出する機会も少ないと思いますので、
室内にいても鑑賞して楽しめるようにとチョイスさせて頂きました。
今回のお客様は、僕が初めて三島に来た日に最初に訪れた方で、特別な方でもあります。
実際にお渡しした際にはとても喜んでくださり、本当によかったなと感じました。
今では、新しく入った土居君・村瀬君といった若手も含めてお世話になっています。
これからも元気で長く過ごして頂きたいなと思いました。

アンテナを張る

2022/2/8(火)                    うみのワークス 希代和也

 昨年末あたりから年明けにかけて、トイレの便器の交換工事のお仕事を立て続けに
頂くことがありました。
昨日のYさんは元々は設備のお仕事もしていたので、僕自身は便器の交換を直接はまだ
したことはなく、Yさんの作業を1度拝見しただけでした。
 今までは外装がメインでしたが、短期間での設備関連のお仕事だったので、
Yさんが加入してくれたことによる、お施主さんのニーズに応えるための幅が広がったことを実感しました。
そして、実際にコロナ禍を受けてテレワークや家にいる時間が増えたためか、住環境の
衛生意識の向上につながり、浴室をユニットバスに交換したり、トイレの便座を新しいものに交換したり、また冬の時期に気を付けなくてはいけないヒートショック対策に
洗面脱衣所の暖房化などの需要が増加をしているそうです。
 その一方で建設業・建築業を含む住宅産業の人手不足は今後も確実に続いていきます。
新築当時の工務店さんや大工さんが高齢で引退してしまい、メンテナンス自体を新しい
業者さんにお願いするようにもなってきています。
その対策として、人が行っていたことをAIやロボットが代わりに担うようになると
言われていますが、家を新築する以外のリフォームや細部のメンテナンスのように、
繊細な部分はまだまだ人が行う必要があります。
そうしていくと今後は一人の人が、多くの業種をこなす多能工化への対応をしていく必要があるなと感じていました。
 そう思っていた矢先、たまたま立ち寄ったコンビニの雑誌コーナーでとても興味深い
本を見つけました。
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雑誌の内容はタイトル通りに身近な住まいの困りごとを、自分で解決できるような
イラスト付きの解説本です。

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内容は水回りのちょっとした修理から、壁紙・ふすまの補修、珍しいのは傘の修理なども掲載されていました。
 明らかにどこに頼むか分かる困り事だけではなく、本当にちょっとしたことで悩んでいるお施主さんも最近多い傾向があります。
その全てに対応するかは別にしても、全く分からないのか、一応初級レベルであっても
対処したり話ができるのとではまた大きな違いがあるなと思いました。
価格は1000円ほどでしたが、この内容がいつ何処で役立つか分かりません。
ですが買った元を取れるよう、また色々なことに対してもアンテナを張っていきたいです。

Yさんのコミュニケーション

2022/2/7(月)                    うみのワークス 希代和也

 昨年の夏から新しく一緒に働いているYさんという方がいます。
以前一度沼津経営塾にも参加されたことがあります。
Yさんはとても気さくな方で、三島の伝統芸能である三島しゃぎりの頭を務めている方で本当に接していて粋な人だなと感じることがあります。
 そんなYさんは人とのコミュニケーションもとても上手で、すぐにお施主さんとも仲良くなるので、傍から見ていてもYさんのコミュニケーションの取り方はとても勉強になります。
 例えば、お施主さんと雑談をしている最中に
「ここなら会社よりも家から歩いてくる方が近いですよ!実は○○町のあそこに住んでいるんです」とYさんが言うと、お施主さんも興味を持ち地元でも多くの共通の知人がいることが分かりました。
そうするともうお施主さんの中では、一業者の人ではなく○○町のYさんとなり、グッと距離が縮んですっかり打ち解けてしまいます。
 そんなYさんは塗装の仕事は初めてらしいのですが、1,2回作業を経験するとコツを自分で掴んで仕事もきっちりこなすので、本当にすごい方だなと思っています。
 そしてYさんの一番すごいなと思うところは、地元での知人がとても多く、またしゃぎりの頭もしているということで、話を聞いていると本当に多種多様な人脈と繋がっているのだなと実感しました。
 Yさんのコミュニケーションの仕方や、人との繋がりを見ていると感じることは、
最初から直接の仕事上の関わりよりも、趣味や元々の友人関係、地元での諸活動といった
仕事以外での繋がりがYさんにとっての大きな財産になっているということです。
 たしかに、お施主さんとの会話であってもただ施工面のみの会話だけではなく、
それ以外の趣味のお話や、知人の話といった一見すると関係のないような話から、何かが発展していることがあります。
 どうしても「人脈」という言葉を前にすると、仕事上や会社同士の関係性のみを考えてしまいやすいのですが、お客さんと業者さん・お金を出す人といただく人、のように
どちらかというと上下の関係性のみになりがちだなと思いました。
そうした事も絶対に必要なことですが、それ以上に最初から損得の関係ない趣味や
友人関係や地元のご近所付き合いといった、横に幅広い繋がりが実は大切な財産になっていくのだなと思いました。
 僕自身にはYさんのような、自分を円の中心とした横のつながりといった部分がとても希薄なので、これから実際に自分で足を運んで色々なことを経験したり見聞きしていくことで横への繋がりも少しでも作っていけたらなと、Yさんから学ばせて頂きました。

巾着袋


2022/2/6(日)                            希代和也

 今年も気づけば2月に入りましたが、ちょうど本日で今年の仕事始めから丸1か月と
なりました。
 今年、最初にお仕事をさせていただいたお客様は、すぐ近くの住宅街にお住いの
Sさん夫妻のお家でした。
Sさん宅はもう10年以上も前に、一度お仕事をさせていただいたことがあるそうで、
今回お家の塗り替えをさせていたくのは2回目になります。
また、このSさんのお家の周辺3~4件は「うみの塗装」時代からのお客様も多く、
顔見知りの方も多くいました。

 そうした経緯も踏まえつつ、新年良いスタートをきれるようにも、「施工の質」・「スピード」、そして「お施主さんの満足度」の3つどれをとっても、高いレベルを目指していきたいと考えていました。
 
 実際にお施主さんは工事の様子をずっと見ているわけではないので、実際に接する際の受け答えや、聞こえてくる会話の内容や皆の雰囲気といったイメージや印象といった事がカギになると実感しました。

 最終的にはSさん夫妻も喜んでいただくことができ、「ほんの気持ちですが」と
三島大社近くにあるお店の巾着袋を、奥様から一人ひとつずつ頂きました。

 新年最初のお仕事でまだまだ日中も、厳しい寒さの日が続いている中ですが、
お施主さんが最後に喜んでくれたことは、寒い中現場で一緒に作業をしてくださる岩本さんや土井君、村瀬君のおかげでもあり全員の勝利だと思いました。
今回お施主さんが喜んでくださったことと同じ位、そうした評価を皆で受けることができたことがとても嬉しかったです。
 お施主さんが喜んでくれるお仕事の仕方を積み重ねていくことで、仕事面だけではなく一人一人の生き方も少しずつ良くなっていけたらなと思いました。

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「ISDカウンセリング専科」

「ISDカウンセリング専科」
2022年2月5日(土)
おはようございます。細谷です。最終日よろしくお願いします。

ISD個性心理学を応用して、カウンセリングをする勉強をしているところですが、カウンセリングというよりもコーチングに近い印象を持っています。

精神病患者を相手にするのではなく、心身ともに健康な方が人間関係等の悩みなどを相談するような感じでしょうか?CLでも相談業務等はやると思いますが、カウンセリングの資格を取ると、オンラインモールから相談者を募集できるというメリットがあり、特に営業をするわけではなく、空いている時間で副業可能みたいな感じで出来ます。

実際、製造業で人と接する機会がほとんどないと、人を見る目も養えないし、コロナ禍では特にコミュケーションを鍛える場所もありません。

そういう中で、様々な方との出会いや、自分の話す力、聴く力を鍛えるためにも,丁度よいきっかけかなと思っているところです。(オンラインでやります)

書く力はブログや社内報で鍛えていけますが、日本語の苦手なベトナム人相手には傾聴能力も会話力も鍛えられず、テレパシーに近い能力が必要です(笑)

先日、オンライン研修があり、少し気付きがあったので、紹介します。
受容と共感の意味についてですが、ISDのカウンセリングでは「受容」とはありのまま受け止めること(相手の言動を認知すること)で受け入れる(相手の言動を自分の中に取り入れる)とは違うことだと教わりました。確かにすべてを受け入れてしまうと辛くなる時があるので、受け止めるだけでも十分だと感じました。

また、共感に関しても相手の目で見、相手の耳で聞き、相手の心で感じることとアドラーが定義していて、相手との共通点を見つけることでなく、また、自分の心の基準で言葉を理解するものでもない(同感ではない)ということも知り、良かったです。

会社に来た営業マンや経営者、また、協力会社の方たちや友人、知人など多くの人が悩み相談に訪れるようになり、自分の出来る範囲で話は聞こうかと思いますが、傾聴能力や会話力を鍛えて、悩みの解決のきっかけにしてもらいたいなと思っているところです。

今年もやることが盛りだくさんですが、楽しんでやっていきたいと思います。1週間ありがとうございました。

「八津御嶽神社」

「八津御嶽神社」
2022年2月4日(金)
おはようございます。細谷です。6日目よろしくお願いします。

昨年、神社の木の伐採で地鎮祭等の指導をしてもらったAさんという方が、以前宮司をやっていて、色々と教えてもらっています。信奉している神社は八津御嶽神社というところで、山梨が本宮ですが、東京の方にもあり、東京の神社はマンション風の建物の中に、お社があるという珍しく、また立派な建物です。

八津御嶽神社HP
中野区公式観光サイト

絶賛修行中ですが、他の神社とはちょっと違う作法などもあり、毎日祝詞をあげて頑張っています。その教えの中でいい事が書いてあったので、紹介します。(HPから抜粋)

自家成立とは、文字通り「自分の家の成り立ち」をいいます。「自分の家の成り立ち」は、三つの宝によって、かなえられます。三つの宝とは、健の宝・財の宝・和の宝をいいます。

健康であっても和がなかったら
とかくさみしい
和があっても健康でなかったら
とかくむなしい
財産があっても和がなかったら
とかくトゲがある
健康であっても財産がなかったら
とかくひもじい
財産があっても健康がなかったら
とかくじれったい
とにかくとにかく
健康と財産と和合が三つ要る
とにかくとにかく
健の宝と財の宝と和の宝が三つ要る

こういう教えは経営理念ではありませんが、幸せになるための概念だと思います。毎日あげる祝詞の中にも、毎日の仕事をしっかりやって、笑顔あふれるようにしようという意味の祝詞も書いてあり、身が引き締まります。

地鎮祭や病気平癒祈願等々、神社の作法も含め、色々なことも出来るようになってくるので、神様ごとでお困りの方はご連絡ください(笑)…簡単なお祓い等も言ってください。出来る限りやります。

「節分祭」

「節分祭」
2022年2月3日(木)
おはようございます。細谷です。5日目よろしくお願いします。

細谷家の日常~鬼滅の刃?~
ある日の食卓での会話
母:「今日は朝から外に貝柱があったね」
Aさん:「何か美味しいものでも食べた?」
母:「昨日、ホタテは食べたけどそうじゃないよ」
Aさん:「何のこと?」
自分:「…お母さん、それは霜柱じゃない?」
貝の呼吸をマスターしている母でした…

さて、今年は寅年ですが、妻と娘が年女です。近所の神社の豆まきはコロナのため中止になりましたが、自分でお祓いも出来るので、会社で豆まきをしたいと思います。

以前、土用の丑の日は年4回あると書きましたが、節分も季節を分けるということで、年4回あります。2月の節分だけ注目を浴びるようになったのは、昔の暦は2月の節分から新年になっていたからです。

追儺式とも言われていますが、中国からの魔よけの儀式みたいなものが日本に入ってきて、時代を追うごとに、伝承などと重なり、豆まき等が行われるようになったそうです。

鬼の目に豆をぶつけて退散させたことから「魔を滅する」⇒魔滅(まめ)という語呂合わせ的な厄除けになったともいわれています。

恵方巻や柊にイワシをつるす厄除け等、年中行事はたくさんありますね。
立春の午前中に「立春大吉日ロ急ロ急如律令」と書いて玄関の右上に飾っておくといいという開運方法も以前紹介しましたが、やってみると気分も乗ってくるかと思いました。

輿水酒店からの立春朝搾りを飲んで、今年も元気に頑張りたいと思います。

「ミンニャット」

「ミンニャット」
2022年2月2日(水)
おはようございます。細谷です。4日目よろしくお願いします。

今年のお正月に自宅でベトナム人たちを呼んで、新年会をしました。国に帰れない状況で外食も控え、ストレスも溜まっていると思います。オミクロンが猛威を振るう前だったので良かったです。

キエン家族もきて、楽しい時間でした。キエンの長男のミンニャットも最初はぐずって泣いていましたが、途中から慣れてきて、人を椅子にして堂々としていました(笑)
ミンニャット①
<ミンニャット写真>
ミンニャット顧問
顧問も遊ばれています。

孫はまだまだ先ですが、社員さんの子どもは孫のような感じですね。数年後には親よりも日本語が上手になっていると思いますが、将来この会社で働きたいと思ってもらえるように良い会社を作っていきたいなと思います。

今年はベトナム人のハー君が夏に結婚します。コロナ禍ではありますが、結婚ラッシュで幸せ全開のベトナム人たちに負けないように、S工場長にも春が来るのが待ち遠しいです。誰かいませんか?

コロナ明けになるとは思いますが、婚活パーティ企画したいですね。参加したい人コメントから参加表明お願いします。既婚者のサクラもOKです(笑)

「動画制作」

「動画制作」
2022年2月1日(火)
おはようございます。細谷です。3日目よろしくお願いします。

息子が高校の課題で動画を作っています。最近、料理動画でパイを作ると言って挑戦していました。パイを作ると言っても難しいのではと思い、ちょっとアドバイスしてみました。

<泰誠のパイづくり結果…動画の一部>
泰誠のパイづくり

動画のアプリも様々で何を使ってどういう風に作ったらいいかわかりませんね。先日、簡単に作れる動画アプリ「キャンバ」を教えてもらいました。

まだ、試していないですが、2月から月に1個は作っていきたいなと思っています。

会社イメージCM、ベトナム人働き方改革、機械の紹介、人の紹介、金属加工の助っ人
沼津経営塾などなど、作ろうと思えばテーマはたくさん出てきます。
キャンバ

どういう視点で作るかにもよりますが、文章よりも動画の方が手軽に見られているので、短く印象的に作りたいですね。ちなみに動物、赤ちゃん等は動画での検索率が高いそうです。(小野さんに赤ちゃんのコスプレをしてもらい沼津経営塾のCMに…法律的に問題があるかも…)

いずれにせよ、動画制作を通して伝達能力の強化をしていこうと思います。

(動画のパイはチョコで作っています。)