沼津経営塾

お互いに切磋琢磨して、人生をより良いものにしていきたい。コツコツ学ぶ仲間の集いです。月1回沼津三島にて勉強会を開いています。

「関ケ原~石田三成~」

「関ケ原~石田三成~」
2017年8月3日(木)
おはようございます。細谷です。6日目よろしくお願いします。

細谷家の日常~本の虫~
息子が最近懸賞に出したキャラクターです…
虫が本を読んでいる…ちょっと面白いかも…
本の虫 (1)

さて、最近読んでいる本の紹介です。司馬遼太郎の作品で「関ケ原」という本ですが、この夏映画になります。豊臣秀吉がなくなった後、徳川家康と石田三成の天下分け目の関ヶ原の戦いの前後を描く作品ですが、石田三成側からみたその時代の背景はちょっと感慨深いものがあります。

正義や忠義を重んじた三成が負け、権謀術数や人心掌握で利害に重きを置いた家康との駆け引きや周りの人々の心情の移り変わりがとても興味深く読み進めています。

権力のある人間のうわさひとつで国家が動く、何かやり場のない感情が、自分の中にもあり、もし自分だったらどちらに付くかという点でも、大事にする価値観というのが見え隠れするようでした。

五大老(家康など5人の大名)という取り決めを行う大名とその結果を行政化する官僚みたいな仕事をする五奉行(石田三成など5人の奉行)に分かれて豊臣秀頼を補佐する体制になっていましたが、そのバランスも時と共に崩れ、合戦になっていく人間模様というか、同じ時代を違う人の目線で見る面白さがありました。

三成は武功はそれほどありませんが、番頭というか頭のよさで奉行職をまとめて、朝鮮出兵の際の船団や兵糧、人員の手配から退却時の計算までしたりして、近江出身だけに商人の才覚をもった武士のようで才能はありましたが、みんなに嫌われていたというのが残念な所です。

島左近や直江兼続など歴史的に有名な武将とも深くつながりがありながら、なぜ関が原で負けたのか、最後に必要な才覚とは何か、人間は志のような理念よりも利害で動くのかなどなど、少し経営に似た部分もあり、考えさせられる本でした。

上・中・下と全3巻の大作ですが、時間のない方は映画でも楽しめると思います。決して課題図書推薦ではありません(笑)
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