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沼津経営塾

お互いに切磋琢磨して、人生をより良いものにしていきたい。コツコツ学ぶ仲間の集いです。月1回沼津三島にて勉強会を開いています。

手揉み保存会

山平園の平栁彰彦です。

皆さんコメントありがとうございます。
私もブログに書いたからにはしっかりと
自分の課題と相手の課題を区別できるようにして、
よりよい関係を作っていきます!
そして、次のブログ担当ですが小島さんお願いしてもよろしいでしょうか?
私も来週まではネタがありません!(笑)

では、9月8日(木)ブログ6日目よろしくお願いします。

昨日、今日と2日間、私は静岡県手揉み保存会の合宿を行ってきました。
この合宿は9月19日に保存会の資格認定試験があるのですが、その受験生
のために設けられた合宿で、私も初級の教師補という資格を取るため参加しました。
2日間身体を酷使したので車を運転しているだけでも腰がとても痛いです!

保存会で行っている古くから伝わる手揉みの手法では約500gのお茶を作るのに
2人掛かりで6~7時間ほど時間がかかりますが、明治以降に急速に発展した
機械化の流れでつくられてきた現代のお茶工場なら、その何百倍以上のお茶を
同じ時間で1人の人がチェックをしているだけで作れます。

6~7時間多大な労力もかけて数百グラムの物と、6~7時間1人が機械をチェックして
いるだけで何百キロの物ではかなりの差だと思いませんか?
image2.jpg

image1.jpg

これが手揉みをしている様子と、手揉みで作ったお茶ですが、
普段皆さんが見ているお茶とは形状がかなり違うのではないかと思います。

今回紹介したのはお茶の加工技術の過去と現在の話しでしたが、
これと同じような波がお茶栽培の現場にも来ています。茶園の乗用型化です。
よく見ないと分からないかもしれませんが、イメージにある丸い
かまぼこの様な茶園が今、乗用型用の平らな茶園へと変わっていっているのです。
静岡経営塾のブログでも山平園ではこの丸い茶園を残していくという方針を
話させて頂きましたが、やはりこういった本当の技術や物・形が知らず知らずのうちに
消えていってしまうのはさみしいことですね。

お茶工場の機械技術も手揉みから来ているのですが、これはもう一部の人にしか
分からないものになっています。お茶に限った話ではないかもしれませんが、
今回の合宿で何事も温故知新という言葉があるように、新しいことをするのにも過去
や基本・基礎を理解しそれまでの築き上げて来てくれた方々に
敬意を持ちながら取り組みたいと思いました。
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