沼津経営塾

お互いに切磋琢磨して、人生をより良いものにしていきたい。コツコツ学ぶ仲間の集いです。月1回沼津三島にて勉強会を開いています。

HP

3月30日  うみの塗装   海野貴

先日、雨のため午前中で現場が終わったので、久しぶりにHPの更新をすることにしました。
普段は私がやっているのですが、私は見積もりがあったので、今回は希代君と幹大くんに、施工事例のページを作ってもらうことにしました。
施工事例のページでは、私たちが実際に施工した現場をどのようにやっているかを知ってもらうのが目的です。
今回は以前、アステックペイントの伸びる塗料で施工させてもらったアパートの物件のものを作ってもらいました。
施工当時の写真や使用した塗料のカタログを見ながら二人でやっていたのですが、思いのほかスラスラやっている印象を受けました。
私などはこのようなことがあまり得意ではないので、とても苦労をするのですが、しばらくすると「できました」と言って見せてくれました。
その原稿を見ると、建物の問題箇所や、どのような施工をしたか、使った塗料の特性など、とてもわかりやすく作ってあってビックリしました。
正直私が作るより良いと思いました。
最近、日報に書かれていることや、現場でやる作業なども「ポイントを分かってやっているな」と感じることが多くなってきていましたが、今回の件でもそれを感じました。
私たちが若い頃は、「何でこの塗料を塗るのか」「この作業にどのような意味があるのか」などということは考えず、言われたままに「ここにはこれを塗るもの」というように意味も分からずやっていたというのが実情です。
10年以上やっている職人さんでも、ただ使われているだけの職人さんは、いまだにそういったことを知らずにやっている人も多くいます。
私自身も独立をしてから、監督と打ち合わせをしたり、お客様と話をする中で必要を感じ、いろいろなことを勉強して知識を増やしていきました。
しかし、二人はまだ3年の経験しかないのに、これを作れるということはとても凄いことだと思いました。
このようなことができるようになると、お客様との会話や、質問などの受け答えもできるようになり、相手に安心を与えられるようになると同時に、現場を任せられたり、管理もできるようになると思います。
これも二人が普段から意識を高く持って仕事に臨んでいるからだと思いました。
私たちの仕事は身体が資本ですが、体力は年齢を重ねるごとに衰えていきます。
ですからそれを補う価値を身に付けていかなくてはなりませんが、その一つを彼らは身に付けていっていると思いました。
またさらに経験や知識を増やしていくことで、見積もりもできるようになると思います。
見積もりも、現場の診断やプランニング、単価設定などはある程度はできますが、その現場に合った根拠のある見積もりや、お客様が理解しやすい、契約がもらえる見積もりを作るには総合的な力が必要になると思いますから、そのようなことを踏まえてやっていってもらいたいと思いました。
今後は現場作業だけでなく、できるだけ見積もりにも同行してもらい、そのような業務もできる人材になっていってもらいたいと思います。
私も彼らに負けないように経営者としての役割を果たせるように努力していきたいと思います。
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良さを伝える

3月29日  うみの塗装   海野貴

このところ、見積もりの依頼を多くいただけるようになり、見積もり作りに追われています。
私は、チャンスをいただいているので、何とかお客様の役に立ちたいと思い、見積もりをしっかり作ることを心掛けています。
住宅の塗替えの場合は、一軒一軒状態が違うので、必ず現場調査に行き、実際に劣化具合を確かめてから見積もりを作るようにしています。
劣化具合によって、下塗り材の選択や塗装回数も変わりますし、選択する塗料によって耐用年数も変わってきます。
ですから現場調査をしっかりやり、しっかりとした知識と経験がないと、現場に合った施工はできないと考えています。
しかしながら、訪問営業の業者などは、現場をさっと見て、図面から数量を計測して、通り一遍の見積もりを作るところも多いです。
お客様は、どのような見積もりが良いかは正直分からないと思いますので、どうにかしてその違いを分かってもらいたいと思い、私は一軒一軒の「現場診断書」を作って説明をしています。
現場調査の時に、屋根や外壁など部所ごとに写真を撮り、劣化具合の説明、壁のどこに亀裂があるか、その亀裂をどのように施工するかなど、時には以前施工した施工前、施工後の写真、工程写真なども付けて説明をしています。
この診断書を見せるとほとんどのお客様が「こんなに丁寧に作ってくれたんだ」と言って喜んでくれます。
これを作るのは時間も掛かりけっこう大変ですが、これがあるのと無いのとでは契約率はかなり違うと実感しています。
契約率は上がってきましたが、最近プレゼンをしていて思うことは、使う塗料や施工方法がお客様にうまく伝わっていないということです。
うちが提案する塗料は、屋根材だけでも3種類、外壁に関しては5種類あります。
下地の施工方法も数種類に分けることもありますから、組み合わせによってかなりのバリエーションがあります。
塗料のグレードの違い、遮熱性、防水性などの機能性の違いなどを説明するのですが、お客様が決める時には「一番いいヤツ」「中間のヤツ」「安いヤツ」というように、塗料や施工の性質を理解して決められていないことが多くあります。
うちの使う塗料は、一番下のものが一般的に使われる塗料ですが、その上からは、よその業者では使わないような、かなり性能の高いものを使っています。
ですから、うちの提案する「中間のもの」は他の業者と比べてもかなり高価な塗料を使っているのですが、お客様からすると「普通の塗料」として認識をされていることが最近お客様と話をしていてわかりました。
せっかく良いものを使っているのに、お客様は「普通のもの」として認識をされてしまうと、お客様の満足度も低くなってしまうと思いましたし、他の業者との差別化にもならないと思いました。
私はどうにかお客様に良さを伝えたいと思って考えていた時に、ある工事現場を通りかかりました。
その現場の工事看板には「橋の耐震性を高める工事をしています」と書かれていました。
これを見て私は「一般の人にも分かりやすい」と思いました。
「○○橋耐震補強工事」というような表示だと、一般の人の目には止まりませんが、この書き方なら目にも止まるし、すぐ理解できると思いました。
これは見積もりにも応用できると思いました。
私は使用する塗料を「高耐候塗料」「低汚染遮熱塗料」「防水性塗料」といったカタログに書かれているような言葉を使って表示していましたが、これを「長持ちする塗料」「汚れにくい塗料」「熱をもちにくい塗料」「ひび割れに強い塗料」など読んですぐにどのようなものかが分かるようにしました。
これが良いかは分かりませんが、自分目線ではなく、相手に分かりやすくする必要があると思いました。
私たちの仕事は、その良し悪しをお客様からは分かりづらい仕事だと思いますが、少しでも伝わるように伝え方などに工夫をしていきたいと思いました。
お客様は良いものを選ぶのではなく、良いと思ったものを選ぶとも習いましたので、良いと思われるような努力、伝え方をしていきたいと思います。

お客様のニーズから考える

3月28日  うみの塗装   海野貴

この頃、以前塗り替え工事をさせていただいたお客様からリピートの依頼をいただくことが増えてきました。
今、着工中の現場も11年前に塗り替えをさせてもらったのですが、「戸袋の調子が悪いから見に来て欲しい」と依頼を受けたのが今回の工事の始まりでした。
現場の調査に行くと、外壁は11年経った今でも綺麗で、劣化がしにくい北面などはいまだに艶があり、十分に耐久性が確保されており、我ながら「いい仕事をしているな」と嬉しく思いました。
しかしながら、木製の戸袋は元々古いこともあり、一部が腐りグラグラになっていて、塗装ではどうにもならない状態でした。
するとお客様は「もうかなり古いので、どうせならアルミのサッシと交換したい」と言いました。
そうなると大工さんの仕事が主になるので、後日大工さんと一緒に見に来ることになりました。
それとその家は、ベランダの外壁がトタンで出来ているので、トタンの部分だけはどうしても早く劣化してしまい、少しサビが出ていました。
お客様もその部分が気になっているようで、どうにかならないかと聞かれました。
塗装ではまたサビは出てきますので、少し大掛かりにはなりますが、トタンを全部取り外し、新しく窯業系サイディングを貼る方法もあると提案しました。
うみの塗装では、サイディングの工事を自社の職人でやれるようになろうということで、昨年サイディングメーカーで技術研修を受けてきたこともあるのと、サイディングの貼り替えでは、塗装ではできないデザインのリノベーションができ、今までとガラッと変わったデザインにすることもできます。
私は以前からお客様がそのトタンの部分をデザイン的、性能的に気に入っていないことを聞いていたので、サイディングの貼り替えならそれが叶えられると思いました。
私は今まで、塗装以外のことはしっかりとした知識がないと自信を持って提案できませんし、塗装のほうが比較的低予算でできるので、できるだけ塗装の方向で提案をしてきましたが、お客様のニーズから考えたら塗装以外のほうが良い場合もあります。
ですから今回は塗装でやる場合と、サイディングに貼り替えをする場合の2種類の見積もりを作ることにしました。
サイディングの見積もりは塗装とは材料も何も全く違いますから、見積もりを作るだけでもとても苦労をしましたが、やはり新しいことにも取り組んでいかなくてはなりませんので、力を付けるという意味でも必要なことだと思いました。
大工さんからの見積もりも出揃い、提出に行って話をしていると、今度は「海野さんから見て外壁はどう?」と聞かれたので、「外壁はまだ綺麗ですから大丈夫だと思います」と言うと「ここは地盤が悪いせいか、近くで工事があった時に凄く揺れて外壁にヒビが入ってしまった」と言い、気になっているようでした。
私も小さなヒビがあることは分かっていましたが、雨の当たるところではないので問題はないと説明をしましたが、「私たちももう歳なので、今回の工事で最後にしたいと思うからこの際、外壁の塗装もやって欲しい」と言われました。
外壁の塗膜はしっかりしているのですが、壁自体にヒビが入ってしまうと従来の塗膜では追従できないので、うちが扱っているアステックペイントの伸びる塗料でしたらその問題にも対応できることを伝えると、その見積もりも作って欲しいとのことでした。
窓枠のアルミサッシへの取替工事とサイディングへの張替え工事でもかなりの金額になるのですが、さらに防水性の高い特殊塗料での塗替えを希望されることから、お客様の「老後を安心して暮らしたい」という思いが伝わってきました。
私は塗装屋なので、どうしても塗装からの目線で建物を見てしまいがちですが、お客様は塗装がしたいのではなく、心配することなく、安心して快適に暮らしたいということがあってのことなのだと改めて思いました。
今回は、最初は戸袋の相談だけだったのが、最終的には家全体の工事をさせていただくことになりましたが、今後は部分的なことを見るのではなく、お客様が抱えている心配事やニーズを捉え、こちらから提案をしていくことが大事になっていくと思いました。
そういう意味でも、塗装屋という意識を捨て、総合的な知識、提案力、施工力を付けていきたいと思います。

ペンキ塗り

3月27日  うみの塗装   海野貴

先日、小学校の卒業式前に校門のペンキ塗りを行いました。
例年、この時期には「卒業生に綺麗な校門で記念写真を撮ってもらおう」ということでやっていますが、ここ2年くらいは中学校のほうをやったり、先生からの依頼で別のところを塗ったりしいていて、小学校の校門にサビが目立つようになっていました。
毎年この時期は年度末で仕事も忙しいので、日程の調整や準備など正直キツイのですが、それを言っていたらやらなくなってしまうので、学校支援地域本部の会合で校長先生とお会いした時に、「日程は未定ですが卒業式前には校門のペンキ塗りをやらせてください」と許可をもらうだけはもらっておきました。
校長先生も快く承諾してくれました。
3月18日の土曜日が卒業式なのですが、2月の後半は社員旅行があったり、3月初めは経営塾、CL研修が重なり、空いている土日は11日しかなかったので、日程は3月11日に決めました。
その後は、旅行、研修を含め約2週間近く現場を空けたので、行く前にやっておかなければならないこと、帰ってきてからの対応に追われ、ペンキ塗りの段取りは先延ばしになっていました。
ようやく参加者を募るためのメールをしたのが当日の2日前でしたから、今回は皆予定が入っているだろうと思い、最悪は私一人でやろうと思いました。
案の定、既に予定が入っている人も多かったのですが、来てくれる人もいて、最終的には9人の方々が参加してくれることになりました。
多くても3,4人だろうと思っていましたから、急遽やる範囲も広げて、道具もその人数分用意しました。
急なお願いに対して、これだけの人が協力してくれることが本当にありがたいと思いましたし、今回初めて校長先生が参加してくれたことが驚きとともに、とても嬉しく思いました。
12年前、このペンキ塗りを始める時に当時の校長先生から「学校やPTAとは関係ないところでやってください」と言われた経緯があり、私は塗る場所だけ承諾をもらい、塗料代やかかる経費も全て自分持ちで、学校とは一切関係ないというスタンスでやってきました。
私はかえってそのほうが自由にやれて良かったのですが、学校側からはそのように言わなければならない背景があるように思い、先生方の気苦労などを感じていました。
実際には先生方は、私たちがやっていることを喜んでくれていましたし、ある校長の時は、差し入れを持ってきてくれたり、「費用の足しにしてください」と言って、会社までいくらか包んで持ってきてくれた校長もいました。
応援はしたいけれど、大広げにできないもどかしさもあるのではないかと思いました。
その後、通学路の掃除をやるようになってから、校長、教頭と顔を合わすことが多くなり、PTAの奉仕作業でペンキ塗りを依頼されるようになっていきました。
奉仕作業では保護者の方々や先生方と一緒にやるので、一緒にペンキを塗ること自体がそれほど特別なことではなくなりましたし、最初は「どこの馬の骨かわからない」的なこともあったかもしれませんが、学校通信などで私たちのことを紹介してもらったり、感謝の会に呼んでもらったりして、ある意味学校側から受け入れてもらえるようになってきたのだと思います。
今回、ペンキ塗りの許可をもらいに行った時に校長が「その日私も参加します」とすんなり言ってくれたその雰囲気が、12年前に言われた時とは全く違っていて、とても変化を感じました。
PTA役員や学校支援地域本部の方も参加してくれるようになり、私たちの活動が地域で認められてきているから、その活動に参加することに対して、問題になることはないという雰囲気の変化が感じられたことがとても嬉しく思いました。
また、今回は中学で不登校になった私も娘も「その日、暇だからいくよ」と言って初めて参加してくれました。
今回は私の一番下の息子の卒業式だったこともあり、本当に思い出に残るペンキ塗りになりました。
これからも続けていきたいと思います。

勤続3年

3月26日  うみの塗装   海野貴

昨日のブログで岩本くんの葉書1年のことを書きましたが、岩本くんの葉書1年のお祝いのことを考えている時に、希代君、幹大くんがこの3月で社員になって勤続3年になることを思い出しました。
以前から勤続3年になることは分かっていましたが、これまた「もう3年になるんだなぁ」としか思わずにいました。
私たちの仕事は技能職なので、技術を身に付けるにはそれなりの経験や日数が必要になりますが、だいたい3年くらいで一通りのことはできるようになり、見習いから職人と言えるレベルになります。
資格をとる条件でも、「経験年数3年」とか「21才以上」というような決まりがあることからも、3年くらい経験をすればそれなりのことは身につくということなのだと思います。
ちなみに塗装技能士の受験資格は、2級技能士で経験年数5年、1級技能士で7年です。(私たちの頃は2級7年、1級10年でした)
ですから3年というのは一つの節目になる年数だと思いました。
そんなことを考えている時に、以前ある会社の新年会に呼んでもらった時のことを思い出しました。
その新年会では、社長から今年の方針の表明や、各部署の部長さんから、部署の経営計画の発表などがありました。
そして勤続年数の表彰などもあり、「こうやって表彰してもらったら嬉しいだろうな」と思ったことを思い出しました。
ですから私も、岩本くんの葉書1年のお祝いの時に、一緒に勤続3年表彰をしようと思いました。
私は社員さんの出勤簿をエクセルでやっているので、二人の出勤簿を見てみました。
普段はその日の出勤を記入するだけですので、画面に映し出されているところしか目に入りませんが、画面を遡ってスクロールしてみると、表が延々と続き、その多さに「こんなにも多くの日数を出てくれていたのだ」ということを改めて感じました。
その出勤簿には、その日に行った現場名も書いてありますので、「この現場やったなぁ」「この現場は暑かったな」など、その現場での記憶が甦ってきました。
「この現場の壁は○○と一緒に塗ったな」「この現場ではキツイ言い方をしてしまったな」など、現場での社員さんの姿や、その時どんな関わりをしたかということも思い出しました。
「3年間」と言葉で言うのは簡単ですが、大変なことも辛いことも、いろいろなことがある中で、一日一日を積み重ねて、「よく3年間も頑張ってくれたな」と感謝の気持ちが湧いてきました。
二人がしてきてくれたこと、努力を思いながら表彰状を作り渡しました。
今回、最初は勤続3年のお祝いをしようと思ったのですが、今までしてもらってきた事実やご迷惑を掛けた事実を認める機会になりました。
社員さんたちの一日一日の努力、頑張りをしっかり認めて、節目の時などにはしっかり感謝を伝えていきたいと思います。
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